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Study / I I I I
デジタルアーカイブの未来と可能性を考える
デザイン創造の
背景を紐解き、
未来へつながる
インスピレーションを。
記憶の形式
デザインは私たちの暮らしや文化に深く関わり、その記録や保存は未来の創造性を支える重要な要素です。しかし、物理的な収蔵スペースの限界や情報の膨大化といった課題が顕在化し、デジタルアーカイブの必要性が高まっています。本サイトでは、デザインの背景や制作過程に関する情報を体系的に蓄積し、後世のデザイナーや研究者にとって有益な知見を提供することを目的としています。デジタル技術を活用し、デザインの多様な価値を未来へと継承するための取り組みを探求していきます。
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Interview #01
デザイナーたちの足跡を次代につなぐ
関 康子
Yasuko Seki
NPO 法人建築思考プラットフォーム(PLAT)
日本のデザイン史において重要な役割を果たしてきたデザイナーたち。その思想と仕事を記録し、後世に伝えていくことを使命とするのがNPO法人「建築思考プラットフォーム(PLAT)」の「日本のデザインアーカイブ実態調査」です。同事業は、戦前から現在に至るまでの日本のデザイン界を牽引してきたデザイナーたちへのインタビューを軸に、デザインアーカイブの構築と普及を目指しています。 本インタビューでは、PLATの設立経緯やこれまでの活動、そしてデザインアーカイブの意義と可能性について、PLAT理事であり、「日本のデザインアーカイブ実態調査」事業を運営している関康子氏に話を伺いました。
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Interview #02
日本のデザインと社会教育
洪恒夫 × 暮沢剛巳
Tsuneo Ko × Takemi Kuresawa
日本デザイン団体協議会(DOO)
日本のデザイン文化の発展に重要な役割を果たしてきた七つのデザイン団体が集う「日本デザイン団体協議会(DOO)」。空間デザインからジュエリーデザインまで、異なる専門性を持つプロフェッショナル団体が連携しながら、デザインと社会をつなぐ多様な活動を展開しています。特に近年は、戦後の日本社会とデザインの関係性を調査・研究し、その成果を展覧会などを通じて発信しています。 本インタビューでは、DOOの活動内容や日本におけるデザインミュージアムの意義と可能性について、DOOの洪恒夫氏と、デザイン史研究者で同団体の監修者を務める暮沢剛巳氏に話を伺いました。
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Interview #03
新たな国家資源としてのデザイン
倉森京子 × 齋藤精一
Kyoko Kuramori × Seiichi Saito
日本のデザインアーカイブを起点にした経済発展や国家としての誇り、クリエイティブコンフィデンスの醸成を目指した事業が2024年に始動しました。「日本のデザイン資源の最大限の活用が必ず新たな産業を生み出す」。その想いのもと、国内各地に存在するデザイン資源をつなぐ活動はどのように進められてきたのか。パノラマティクス主宰として先駆的なデザインワークと行政との協業に豊富な経験を持つ齋藤精一氏と、デザインをテーマにした番組制作のプロデュースにも従事し一般社団法人Design-DESIGN MUSEUMの代表理事を務める倉森京子氏が、これまでの議論を振り返りました。
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デザインアーカイブ事例
Case Studies
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NPO法人
建築思考プラットホーム
PLAT|プラット戦前から戦後、現代に至る、日本のデザインを牽引してきたデザイナーの作品、足跡、エピソー ドをまとめた日本初の「デザイナーのデジタルアーカイブ」。デザイナー本人、家族や元スタッフにインタビューし、臨場感あふれる物語が満載。
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Japan Design Committee.
デザインコレクション松屋銀座7階「デザインコレクション」は、コミッティーのメンバーによってセレクトされた、世界中の優れたデザイングッズを販売しています。店舗は全体構想を深澤直人、照明計画を面出薫、売場内グラフィック計画を佐藤卓が担当しました。
( Official site ) -
杉浦康平デザインアーカイブ
「デザイン・コスモス」宇宙空間に浮遊する杉浦作品の世界を、 自由に探索し、 動かし、 選択し、 驚き、 遊び、 学び、 楽しむことができるこのウェブサイトは、 杉浦氏による監修、 構成、 セレクションの「ヴィジュアル作品集」です。
( Official site ) -
アーカイブ中核拠点形成モデル事業
デザイン分野をグラフィック、ファッション、プロダクトの 3分野に分け、歴史的・文化的価値のある我が国の貴重な文化関係資料が散逸・消失することのないよう、アーカイブの構築に向けた資料の保存及び活用を図る。文化庁が主導し、2015~2020年度まで実施した事業。 *現在は事業終了
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近代椅子コレクション ムサビのイス3D
(iPad向けアプリケーション)武蔵野美術大学が所蔵する椅子の一覧と、3Dデータでの閲覧が可能なiOS向けのアプリケーション。3Dデータに加えて椅子の詳細なデータなども閲覧することが可能。
( News page ) -
ART PLATFORM JAPAN
日本のアートのリサーチポータル日本の近現代アートや日本全国の美術館コレクションに関する情報を広く集め、国内外への提供を行うプラットフォームです。 「アートプラットフォームジャパン(APJ)」の運営は独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター(NCAR)が行っています。
( Official site )