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デザイン資源のデジタルアーカイブ
所蔵分類名称(登録名)
ドレス
Dress
- カテゴリー
-
- #Fashion
- 制作年(初号)
1956
- 発売年
1956
- 製作者
山脇敏子
- 販売元
1957年にパリのチェルヌスキー美術館にて開催した山脇の個展「日本の服飾と衣装人形 KIMONOS d'hier et d'aujourd'hui」のための特別制作。恐らく、販売しておりません。
- 素材・技法
紫の絹タフタ(精好)地に荒波を日本の金糸刺繍で表現したドレス。
- 意匠登録番号
不明
- 肖像権・パブリシティ権保持者
該当なし
- 著作権登録番号
不明
- 所蔵についての問い合わせ先
公益財団法人 京都服飾文化研究財団 学芸課
- データ出典
3-6:寄贈時の情報
8:KCIにて計測
9:KCIにて同定
10-11:“KIMONO REFASHIONED”展図録(サンフランシスコ・アジア美術館 2018年)作品解説
日本人による、日本の刺繍技術を応用したドレスの初期事例
詳細説明
紫の絹タフタ(精好)地に荒波を絵画的に大胆に刺繍で表現した豪華なドレス。北斎の作品を頂点として世界的に広く知られる波文が、ドレスの前面に激しく涌き立つようにダイナミックに配されている。波文は日本では古くより親しまれ、きものをはじめさまざまな装飾に使われる。このドレスでは波が金糸による刺繍で表現されて、より一層の強い印象を与えている。
山脇敏子は、戦前から戦後にかけて活躍した女性デザイナーのひとりである。彼女は教育者として洋裁学校の開設やスタイル・ブックの創刊(『服飾美術』)を通して、たんに当時の日本社会における洋装化を牽引しただけではなく、和服/洋服という弁別を越境し、あるいは折衷させた作品を数多く残している。
[Photo:©The Kyoto Costume Institute, Gift of Yamawaki Fashion Art College, Photo by Takashi Hatakeyama]