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デザイン資源のデジタルアーカイブ

  • 丸帯地「七宝華紋」
  • 丸帯地「七宝華紋」

所蔵分類名称(登録名)

丸帯地「七宝華紋」

Round obi fabric “shippokamon”

カテゴリー
  • #Fashion
制作年(初号)

昭和初期

発売年

昭和初期

製作者

株式会社川島織物(現:株式会社川島織物セルコン)

製造元

株式会社川島織物(現:株式会社川島織物セルコン)

サイズ

W691 × D4247 mm(本品仕立て上がり寸法/当時:W346 × 4182 mm)

素材・技法

絹・本金糸、綴織物

意匠登録番号

不明

肖像権・パブリシティ権保持者

株式会社川島織物セルコン

著作権登録番号

不明

所蔵についての問い合わせ先

株式会社川島織物セルコン 川島織物文化館

3Dデータ (ダウンロード可能)

「丸帯」は、全体に柄が施され、帯に仕立てた際に裏側にも柄が現れる豪華で最も格の高い帯です。しかし、近年では用途や価格の問題から生産量が大幅に減少しています。特にこの帯は、こだわり抜かれたデザインで丁寧に制作されており、今後、このクラスの帯が生産される機会は非常に少ないと考えられる貴重な一品です。

詳細説明

「七宝文様」は、同じ大きさの輪を四分の一ずつ交錯させ、四方に連結させたデザインです。円形は円満を象徴し、繋げば無限に広がることから、吉祥の象徴とされ、不老長寿や子孫繁栄を表しています。

白茶の地に配された変わり七宝文様には、すべて異なる豪華な華文(花模様)が描かれており、それぞれが卓越した織技で織り上げられています。非常に手間のかかる綴織の技法を用いて、くっきりと浮かび上がる模様と色彩は、優しく柔らかな若葉を思わせつつも、凛とした気品を漂わせています。この伝統的な配色は、いわゆる「川島の色目」として長く愛され続けています。

 

【3Dデザインデータの権利者名:株式会社川島織物セルコン 川島織物文化館】

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