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デザイン資源のデジタルアーカイブ
所蔵分類名称(登録名)
カロン洋裁研究所・生徒募集
Karon Institute of Western Art, Student Recruitment
- カテゴリー
-
- #Graphic
- 制作年(初号)
1951
- 製作者
早川良雄(デザイン)
- サイズ
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H757 × W526 mm
- 素材・技法
紙に印刷
- 意匠登録番号
不明
- 肖像権・パブリシティ権保持者
不明
- 著作権登録番号
不明
- 所蔵についての問い合わせ先
大阪中之島美術館
- データ出典
早川良雄『早川良雄の仕事と周辺』(1999年、六耀社)|早川良雄(矢萩喜従郎・企画構成)『日本デザイン黎明期の承認:早川良雄』(2006年、DNPグラフィックデザインアーカイブ)
戦前、大阪市立工芸学校(現・大阪市立工芸高校)の図案科に学び、バウハウスの教育理論を試行する山口正城の影響を受けた早川は、戦後の1948年、工芸学校同窓の山城隆一の紹介で近鉄百貨店宣伝部に入社。宣伝部唯一のデザイナーとしてポスターや新聞広告をはじめ多様な広告を一手に担うとともに、カロン洋裁研究所など近鉄百貨店以外の印刷物のデザインを手がけた。
詳細説明
戦後、東京でグラフィックデザイナーという職能の確立と社会的地位向上のために活動を開始した亀倉雄策と並び、大阪でのグラフィックデザインの興隆に大きな影響を与えた早川良雄が、日本宣伝美術会の設立と、デモクラート美術家協会の結成の年である、1951年に制作したカロン洋裁研究所のポスター。カロン洋裁研究所と近鉄百貨店の呉服催事「秀彩会」の一連のポスターは、戦後大阪時代の早川良雄の代表的な作品群として、また東京のグラフィックデザインの傾向とは一線を画す大阪の独創性の象徴として高く評価される。