JAPAN Design Resource Database

02

Database / I I I I

デザイン資源のデジタルアーカイブ

  • ニコンF

所蔵分類名称(登録名)

ニコンF

Nikon F

カテゴリー
  • #Product
発売年

1959

販売元

日本光学工業株式会社(現:株式会社ニコン)

製造元

日本光学工業株式会社(現:株式会社ニコン)

サイズ

W147 × D56.5 × H98mm(後期型カタログより)

素材・技法

真鍮(外観カバー部品)、亜鉛合金(本体ダイキャスト)、ステンレス(レンズマウント)、擬革(グリップ)(出典特になし)

意匠登録番号

不明

肖像権・パブリシティ権保持者

該当なし

著作権登録番号

登録なし

所蔵についての問い合わせ先

ニコンミュージアム

ニコン初のレンズ交換式一眼レフカメラ。

詳細説明

ニコンの光学・精密技術を結集した「ニコンF」は国内外で大きな反響を呼び、1973(昭和48)年までの15年間にわたって生産され、ニコンとニッコールのブランドを揺るぎないものにした。

新たに開発されたのはミラーボックスとペンタプリズムおよびバヨネットなどの主要部分で、あとはSPと同じといってもよかった。しかし、ミラーボックスとペンタプリズム機構の開発では、ミラーとレンズ絞りが自動的に撮影後瞬時に開放状態に復帰する機構にする必要があるなど、重要な技術的障壁を越えなければならなかった。

バヨネットマウン卜はステンレス材で、望遠レンズの重量に十分耐えられるものにした。内径も将来を見越して大口径比レンズの使用可能な44mm(ニコンS用は34mm)を採用した。これが「ニコンFマウント」であり、最新のデジタル一眼レフカメラにも採用され、半世紀以上にわたり継承されている。これは、35ミリ判一眼レフカメラ用の独自設計のレンズマウントとしては世界最長である。

「ニコンF」は、実際にフィルムに写る像をファインダーで見ることができる一眼レフ式の特徴を最大限に活かし、ファインダーの視野率を100%にした。シャッター幕は、チタン材(厚さ0.02mm)を採用。シャッタースピードだけではなく、絞りも露出計ニコンメーターと結びつく完全連動方式を実現した。(ニコンホームページより